スウェーデンの手織り作家、オーサ・パーション(Åsa Pärson)が、23年にわたり制作してきた「よろけ織」のテキスタイルをまとめた作品集。
そのはじまりは1993年。
スウェーデン・ボロース市のテキスタイル大学付属の織り専門学校、Vävskolanで学んでいた頃にさかのぼります。
ある日本人学生が織っていた、洗練された波形の模様と美しく特殊な筬(おさ)。
その作品との出会いが、パーションのその後の制作に大きな影響を与えました。
1997年、織りの知識を深めるプロジェクトで「よろけ織」の技法を選んだことをきっかけに、彼女はさまざまな制作の中で、よろけ筬を使った織りを続けていきます。
扇形の筬(fan reed)によって生まれる、ゆらぎ、波、揺れるような線。
規則的でありながら、どこか有機的なその表情は、織りという技法の奥深さを感じさせます。
作品だけでなく、制作の背景を綴った序文や技術的な解説も収録。
長い時間をかけてひとつの技法を探究してきた、作家の思考と手仕事に触れられる一冊です。
Åsa Pärson Textile Studio
192ページ
ハードカバー
270 × 210 mm
9789163975516
2021年
新刊