『here and there』 vol.15 は、主宰者の林央子がコロナ禍と2年間のイギリ
ス留学を経た感覚から、<帰属意識/belonging/ここにいたい場所/心地よい場
所>をテーマに人や場所をつなぎます。
『here and there』 とは
編集者 林 央子の個人出版プロジェクトとして 2002 年春に創刊された『here
and there』。アート、ファッションからライフスタイルまで、ボーダレスな視
線であつめた国内外の話題を、雑誌形式・日英バイリンガルで掲載していま
す。
https://hereandtheremagazine.com/
●『here and there』の特徴と概要
林央子をとりまく個性的・領域横断的な国内外のクリエイターとの交流の時間をとじこめた、感性を刺激する一冊。一見、とらえにくいアーティストたちの姿も、林央子のインタビューや執筆依頼によって、読み進めながら読者のひとりひとりが今を生きるヒントを得やすい紙面に編集されています。キュレーターでもある林央子のつくる、誌上の展覧会をプライベートタイムに見に行ったような個人的な読書体験は、いつどこで開いてもそのときの自分に必要な指針を得られるマジカルな時間を与えてくれるでしょう。
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●参加アーティスト
アート・出版・園芸など、暮らしの中からつくることに向き合うジョアンナ・タガダ・ホフベック。20 年ぶりに Run Collection を再始動させたスーザン・チャンチオロ。福岡から 2021 年末に東京・新大久保へ転居した「途中でやめる」の山下陽光。フランス南西部の村で、あらたな空間を得てギャラリーをはじめる『Purple』マガジン創設者のエレン・フライス。山口県、パリ、千葉県などその時々に住まう場所から影響をうけながら作品をつくるアーティスト志村信裕。映画「エル・プラネタ」が日本でも公開されて話題のアマリア・ウルマンなどが参加・紹介されています。
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<<紙面より>>
どこに誰といて、何をするか。日々の選択や行動は、批評行為だと私は考えています。
2002 年春の創刊から、今年で 20 年目を迎えた here and there は、制度的に疲弊しているとしか思えない主流のファッション界やジャーナリズム、雑誌媒体への批評として、個人的な視点や声を伝えるべくスタートしました。
日本の美術界やファッション界に批評が足りないという声をよく耳にします。
言語のロジックで考える西洋と、周囲との関係性を保ちながら物事を進める日
本では、思考の流儀が違う。そして、思考には言語が必要です。けれども、批評を成立させる要素は、言葉だけではないはずです。
ソフィア・コッポラを 1995 年に取材したとき、彼女は「Action speaks louder than words.」と言いました。私もその精神に同意して、2001 年夏に資生堂を退職してフリーになるとき、その後の人生をかけたプロジェクトとして、個人媒体をつくろうと思い立ちました。
—-- 林央子「いま、ここにいたい人と手をつなぐ 批評媒体としての here
and there」より抜粋
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here and there vol.15 belonging issue
Author : Nakako Hayashi
Art Direction& Design : Shunsuke Onaka(Calamari Inc.)
Published by Nieves
2022年7月1日発売
表紙を含め 108 ページ (うちカラー54 ページ)・A4 判(A4 判を主体とし、
B5 判 などサイズの異なる紙を束ねた中綴じ製本)・付録にマーク・ボスウィッ
クの写真と詩による B4 ポスター(4c/1c)、10x3cm のステッカー2 枚付
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●林央子プロフィール
林央子 はやし・なかこ 1966 年生まれ。編集者、ライター、キュレーター、
リサーチャー。資生堂『花椿』の編集に携わったのち、01 年にフリーランスになり、02 年に『here and there』を創刊。現在は Central Saint Martins の修士課程(MRes Arts)に在籍し、Exhibition Studies を学ぶ。96 年「Baby
Generation」展や 14 年「拡張するファッション」展のように、出版物企画に端を発した展覧会の創出に携わってきた。著書に『拡張するファッション』『つくる理由』ほか。